Watts's profileAudio agentPhotosBlogLists Tools Help

Blog


    September 14

    McIntosh MC75

    McIntosh_MC75 ~マッキンの隠れた名作~
     
    <オークション:260286376402 McIntosh MC-75 Tube Amp Pair Ends Sep-16 04:38 PM PDT>
     
    - McIntosh MC75 -
     
    ●イーベイUSにて、マッキントッシュのあのMC75をみつけました。マッキントッシュ社は、創業当時「マッキントッシュ・サイエンフィティック・ラボラトリー」という社名でした。フランク・H・マッキントッシュ(当時の社長)、ゴードン・ガウ(当時の副社長)そしてマウリス・L・ペインチェッド(当時の生産管理部長)が共同経営となり「マッキントッシュ・エンジニアリング・ラボラトリー」になって、それから現社名の「マッキントッシュ・ラボラトリー」となりました。
    さて、McIntoshと言えば、C22+MC275という組み合わせが有名ですね。このMC75はわりと知られていませんがMC275のモノラル版で1961年の発売です。姉妹品なので発売時期も同時期なのはあたりまえですが、MC275は75W+75Wで1961~1973のモデル、MC75は75Wで1961~ 1970のモデルです。昭和30年代後半当時はソニーが輸入元だったそうです。この時期には、他にMC240など名器が勢ぞろいしており、まさにマッキン黄金時代だと思います。

    ●真空管は6550×2、12AX7、12BH7、12AU7を使用、基本的にはMC240とほぼ同じ構成になっています。マッキントッシュのユニティ・カップル回路は、出力管のプレートとカソード両方から出力を引き込むとのことで、バイファイラー巻き出力トランスと合わせて、ワイドバンド、低歪でフラットな特性を実現するとのことですが、MC75はバイファイラのようですが、MC275はトライファイラ巻きになっています、まあどっちでもいいんでしょうね。
    MC240とほぼ同じといっても回路上の違いはありますし、姉妹機としてMC275とMC75を比較すると開発段階の違いでしょうか、トランスの違いだけでなく若干の違いがあるようです。位相反転段の真空管がMC240の12AX7から12AZ7に変更されていて、プレート電圧のかけ方がパワー管のスクリーングリッドからのものが、3次巻線からを介しての供給に変更されています。これにより430Vから205Vへと一気に低電圧になりました、40Wから75Wへとハイパワーにするのになんで逆に下げるのか不思議ですねぇ。整流はMC75はMC240と同じ半波の倍電圧整流ですが、MC275ではブリッジによる全波整流です。
    MC75の裏からパーツを見ますと、電解ブロックコンデンサーはスプラグ、カップリングコンデンサはブラックビューティが採用されていて、このあたりのパーツはさすがの内容だなぁと思います。管は、今回の出品ではSILVANIAなどいろいろな管がバラバラに搭載されていてちょっと不安、6550はGLENLAXのKT88へ交換されているようです。質の良いGEのKT88だと申し分のない音になるそうで、ぜひチューブローリング(球ころがし)して試してみたいですね。
     
    ●MC275と比較してセパレーションや立ち上がりがよくモノラル仕様となっているだけのことはあります。もっとも聴いたのは6550だったと思うので、KT88だと更に変わるのかもしれませんね。マッキンを聴いたという先入観からかもしれませんが、MC275よりもMC75の方がいろいろなソースをクセのある音で鳴らして、いい感じだなぁと思っていたように記憶しています。そうなると、整流管を使っているMC60のほうがもっと良いと言うことになりそうですが、、。
     
    ●価格はすでに$2500(≒\28万)となっており1BIDなんですが、この価格は安い方ですねぇ。人気のマッキンで、モノラル仕様です。\40万が相場、\20万で即買いと勝手に値付けいたしました。MC75はめったに見かけないので、マッキンファンはこの機会に手に入れないと次がなかなかなさそうですね。
    MC75s-1MC75s-2MC75s-3MC75s-3aMC75s-4MC75s-4aMC75s-5MC75s-5aMC75s-7MC75s-7aMC75s-8