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August 19 LUX SQ38FD<オークション:n40573095 LAXMAN SQ38FD Ends 8月21日22時11分>
●ヤフオクにてあのLUXのSQ-38FDを見つける。1970年の発売なので36年経っていて結構な骨董品である。このデザインは大変美しくて大好きなのだが問題もある。一目でLUXとわかるが一目ではなんの型番分からない。少なくとも私には全て同じに見えてしまう困ったデザインである。しかもLUXはネーミングがいつも大げさである。LimitedとかUltimatedとかをすぐつけたがる。このFはFinalで38のFinalとなる、でもすぐに次がでて、FDとなりFinalにDeluxeがつくことになる。ⅡとかⅢとかはあまり好きじゃないらしいと思ったが次はFDⅡになった。
●名機SQ38の後継機である。SQ38はNEC製6R-A8のPPで15Wを出力する最高峰のインテグレーテッドアンプであった。当時、半導体へのデバイスシフトによる大出力化に対抗すべくNECが50CA10を開発、テレビ用のものを改良しただけという話もあるがPP動作で出力30Wを可能とした名球である。LUXでは6R-A8を50C-A10に変更し、デザインを一新してSQ38Fを発表する。このSQ38FDはその後継機で、位相反転はムラード型、フラットアンプは12AU7無帰還から12AX7p-g帰還へ変更となっている。当時\98000で発売、18Kgもある重量級のアンプであった。MQ60もこの球を使っている、今となっては入手が難しい球である。
●柔らかな音色のようである。私はMQ60を持っていたのだが50CA10には反対の印象を持っていて、3極管シングルの音と比べるとややとげとげしい音だと思っている。38FDは違うのかもしれない。好みによるのであろうが、出力を犠牲にしても3結の音を私は好むようでようである。最近のスピーカはドライブできないのかもしれないが、骨董好きはそれでも十分なのである。
●開始価格が\9万である。なにぶん古いので状態が良いもので\8万が相場で\5万で即買いと勝手に値付け。今でも通用するデザインとその音質はLUXファンにはたまらない。程度の良いものもあるが値段は高めであるようで、不具合あっても外観が綺麗ならなんとか一台入手してくのも良いと思っている。 August 05 Pioneer CT-A1<オークション:r23766567 パイオニア 銘機 CT-A1 メーカー整備済み Ends 8月8日10時21分>
●ヤフオクにてあのパイオニアのCT-A1を見つける。1979年発売のパイオニアの最高級カセットデッキである。発売以来25年が経過してしまったが、同社からは後にも先にもこれ以上の製品は生まれていない。私にはつい先日の出来事であるが25年とは、、いやはや骨董である。\23万もするスーパーデッキで、なにしろでかいし重い、18Kgである。この値段この大きさならナカミチにしようかなどど、どちらも買えるわけがないのに勝手に評論していたものである。ナカミチの700は美しいと思ったが、このデッキはかっこいいと思った。性能よりそのデザインにまず惚れ込んだ。
●オートBLEシステムと称するコンピューター制御のバイアス、レベル、イコライザー自動調整機構を特徴としており、9メモリーが可能。コンビネーションヘッドによる3ヘッド構成のためアジマス調整は不可能。駆動系はクローズドループデュアルキャプスタンを採用、共振についてはナカミチのようにキャプスタン径まで変えてはいないようだが、ピンチロ ーラの径を変えて対応している。テープにテンションをかけるため左右のキャプスタンの回転数をわずかに変えるなど、先駆的な機構となっている。モータはクォーツPLL制御ダイレクトドライブのコアレスキャプスタンモーターで0.03%という高精度なものである。コンビネーションヘッドにはユニクリスタルフェライトを採用しており、後に日本が世界に誇るセンダストに改良された、リボンセンダストヘッドというらしい。私がかっこいいと感じたダイレクトローディング機構はカセットテープをホルダーに差し込むのではなく、ツメのようなところに直接はめ込むようになっているもので、ヘッドがむき出しでカッコよさにしびれてしまうのである。埃には弱いが全面にパネルがあるので、まあこまめに閉めればいいのであろう。私なら開けっ放しにして常時眺めておいて毎日掃除する。もちろん当時の高級機の証であるメタル、FeCrポジションも用意されていた。他にもMPXフィルタ、ピッチコントロールなど機能満載であった。
●触った事がなく、どんな音がするのかは全く不明。友人も当然こんなスーパーデッキを所有している人がおらず私にとっては幻のデッキである、メタルテープでパラメータを追い込めば、レンジが広く解像度の高い2トラ38に迫る音がするのだろうか、今思い起こすとわくわくしてきてやってみたくなった。 ●現在\6万である\5万が相場、\3万で即買いと勝手に値付け。カセットデッキ自体が存在価値を失ってからしばらく経ってしまった。オークションでナカミチの高級機種が安価で手に入る今となっては時代を感じさせるが、これも確かにレアな名機の一品ではある。ナカミチと違い会社は健在だが今だに修理してくれるのかどうか不安だったが、これは正規修理品のようで安心、機能もインテリアも良しの逸品としていかがだろうか。
August 02 Thorens TD-150<オークション:250014247341 Thorens TD 150 MK1 Turntable with Lid Ends 08-Aug-06 22:31:22 BST>
●イーベイにてあのトーレンスのTD-150を見つける。私が生まれたころの製品でかなりの骨董品である。Thorensは1883年、スイス・ジュラ山脈の精密機械工業の町、Saint-CroixでHermann Thorensによって設立、100年を越える歴史を誇っている。もともとはオルゴール会社で、シリンダーオルゴール、蓄音機、ライター、楽器まで製造していた会社である。TD-150はアイドラドライブからベルトドライブへ代わった初代の製品で、しかも製造がEMTという変わった一品である。LP-12の原型となるコンパクトなスプリングサスペンションのプレーヤーで、一部の部品は本当にLP-12と互換性がある。
●TD150は1965年に発表されたものでトーンアームTP13を搭載して発売(アーム無、ありA、ベースつきBの3タイプあった)。当時£20で売られていた、高いのか安いのか、、。このプレーヤでアイドラードライブから7ポンド2層構造のテーブルを持つベルトドライブになった。2相シンクロナスACモータがメインケースに取り付けられ、サブシャーシは3点のスプリングサスペンションによるフローティング構造で、現在まで全く同じ構造であるところがすごい。1968年まで販売されており69年にMKⅡとなった。1966年6月にEMTが買収したときがありこのTD-150はその頃EMTで製造されたものである。初期の製品のためか、ベルトを神経質に選び、スペックが純正と違うとうまく行かないようだ。ちなみに純正ベルトは3700円らしい。高いという感じもするが今だに売っているのは奇跡である。モーターが電気で回る以外は全てがシンプルなメカで簡単に壊れるところがなく、部品もほとんどが汎用パーツやネジで交換可能。40年使われたものがいまさらオークションに出るのもこのような理由による。
●メカものは壊れないが、動かすためのメンテナンスが大変で、TD-150もご他聞にもれず調整すべき部分が無数にある、軸受け、ベルト、シート、モータ、アーム、、挙げたらきりがない。しかも、スプリングコイルによるフローティングサスペンション構造のため、精密に言えばカートリッジを替えただけでもバランス調整が必要となる。それでもトーレンスを良しとするファンが絶えないのはその音色にある、TD-150のそれは、プロユースのEMTがからんでいるとは全く思われない音作りである。ソースのジャンルを選ばず決して破綻することのないEMTとは違って、一言で言えば魅力的な音、温もりのある音である。立ち上がりのするどいカチっとした音ではない、モニタ的な音でもない、なんとなく色づけされているのだが嫌味ではない。気品があり落ちつた安心できる響きであるが、これはベルトドライブの特徴なのであろう。ワウフラッターを考えると、DDはサーボ制御のため、波形変動が大変ギクシャクしており歪となって感じてしまう、ベルトドライブはプーリー径がベルトの歪に関係しておりここが重要なポイントであるが、総じて波長が長く波形変動がゆらぎに似ているのが幸いしているのではないかと思っている。ちなみにアイドラー方式はアイドラーの固有振動数で波形変動が異なるためアイドラ径とテーブル内径の関係が重要で名機と駄作ではこの設計が分かれ目となっている。
●開始価格が£20(約\4万)である。名門の機種であるがちょっと風変わりな一品であるが、その後の高級ベルトドライブ機の方向を決定付けた金字塔的製品である。\8万が相場、\5万で即買いと勝手に値付け。同じ買うならもっと後期の製品をとも思うが、電気的要素が少なく長く使える一品でしかもお買い得である。尚この出品はUKのみの発送なのでイギリスまで取りに行かないと手に入らない。 |
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