| Watts's profileAudio agentPhotosBlogLists | Help |
|
June 17 MarkLevinson ML-2L<オークション:u13426182 伝説のマークレビンソン ML-2L パワーワンオーナー・ディラー品 Ends 16月 17日 23時 1分>
●ヤフオクであのマークレヴィンソンのML-2Lを見つけました。マークレビンソン自身が在籍時の本人の手による設計で1977年の発表なのですでに30年を経ていますが、その音質は現在てもトップレベルのもので今だに多くのファンを魅了し続けているものすごいアンプです。LNP-2Lの一年後の発表で、音質を極限まで磨き上げたパワーアンプと評され、日本ではステレオ用ペアで、\170万というとんでもないアンプでした。
●25Wの純A級モノラルアンプで1977~1986の製品です。ヒートシンクのデザインが圧巻ですね。大型のトロイダルトランスが中央に座る、、はずでしたが、出品者のお話ではトロイダルではないとのことで、初期型は違うようです。これも、No20になると、±独立電源で、この大型トロイダルが中央に向き合って二個入っていることになるのです。初期型となると更に貴重価値が、、。ML-2Lは2Ωの低負荷でも全くドライブ能力を失わないピュアAクラス動作で、厳選された超高級デバイスを登用し、後のNo20Lへとつながっていきます。No20は1987年にマドリガルオーディオとしての第一作で、ML-2Lと同じシャーシを使い出力を100Wにしたモノラルアンプです。二年後の1989年には、ケビン・バークがドライバ段を設計し直したモデルNo20.5Lになっていきました。
●無伴奏チェロでは、低域と中域のアンバランスでコントラバスのようになることもなく、響きの中にも立ち上がりの鋭さを持つチェロ独特の響きが満喫できます。スピーカの能力を引き出す力はさすがだと思います。25Wの低出力ではドライブできるスピーカも限られそうに思いますが、出力よりも、超低インピーダンスでも駆動可能なドライブ能力の方が遥かにスピーカの駆動には必要な要素であるということがこのアンプから学ぶことができました。私にとって25Wという懸念は一切必要ありませんでした。秋葉原の当時のショップでは、大型スピーカも難なく、しかも繊細にドライブしていました。 ●現在価格は\57万ですが、希望価格が\85万とかなり高めです。一般的な状態では、\70万が相場で、\40万で即買いと勝手に値付け。とは言っても、今なおマニア垂涎のアンプで、程度の良い物が少なくなる一方での今回の出品です。出品者の方が絶賛するように、画像で見る限りこんな状態の良いものは私も見たことがありません。お金に余裕がある方にとっては二度とない掘り出し物ですね。
June 10 SME 3012R<オークション:110135482960 SME 3012 tone arm with original box 12-Jun-07 15:30:55 BST>
●イーベイUSにてあのSMEの3012Rを見つけました。SMEはスケールモデルエンジニアリング社の略で、1946年創立の精密機器の試作会社だそうです。イギリスのステイニングに在り、アラステア・ロバートソン・アイクマン氏が社長で、試作の会社としてはかなり有名でした。アイクマン社長はかなりのオーディオマニアで、オルトフォンのSPUを発売と同時に愛用していたのですが、そのとき使っていたオルトフォンのアームRMG-309にかなりの不満があったようで、いっそのこと自分の工場で自作しちゃえってことになって、自宅用のしかもSPUを上手く鳴らすために作ったのが、3012の原型モデルだそうです。当時のアームはシーソーのような単純なものだったので、SMEのアームはかなり奇妙に思われたようです。日本では、デッドコピーするだけの技術がなく、SMEの機能を部分的に真似したアームが発売されてました。中でも真似のしやすいヘッドシェル交換方式は日本のデファクトとなりました。そして、DDドライブ技術で世界のトップに踊りでた日本からフォノモータが世界中に輸出される中、日本のアームも世界に紹介されていき、ヘッドシェルを交換して簡単にカートリッジ交換できるのが当たり前になったのです。というわけで、当時はSMEと日本だけでの常識であって海外では一般的ではなかったようです。
●これまではあまり考慮されていなかった、ラテラルバランス、インサイドフォース、ヘッドシェル交換、針圧g値直読メカ、スライドベースなど最初から現在のアームの基本機能を全て網羅していたというウルトラ名器です。最初のモデルはインサイドフォースキャンセラが未搭載、ナイフエッジのデザインが普通の丸形、アームの上下位置調整がオイルダンプではなくてバネ式で、これらを改良して後に名器3012が誕生することになります。高音質の素材を採用した上に、高度な加工技術で組立てられたSMEのアームは、初動感度は20mgを実現し、他社アームの性能を遥かに凌いでおり、1960年代の日本では真似することすらできなかったようです。3012Rへ受け継がれ実に30年にわたるロングセラーとなっています。しかし、アイクマン自身がSPUから、シュアーへと趣向が変化するにつれ、軽針圧ハイコンプライアンスへの移行が必要となったようです。これは、シーソをイメージしていただけると分かりやすいのですが、従来のアームの構造では、重心位置は回転中心にありますが、重量がアームの端に偏在するため、モーメントが大きくなりますよね。トレース時の動作が鈍くなるのがお分かりいただけると思います。対策としては、重力物を回転中心位置に凝縮することですね。3009あたりから大胆な改造に入っていて、後のシリーズⅤにつながっています。ストレートパイプでパイプ毎交換というのは、まさに、シェルという重量物をアームの端にもって行きたくなかったからというわけです。
●軽針圧でのトレース能力を求める中、3012はもはや旧性能アームという位置づけになりますが、使ってみれば、これは名器だとすぐにわかりますね。レコードの情報量が増えます、と同時に、反ったレコードやいい加減な針圧ではそれなりってのがバレてしまいます。弦の響きがいいとか、ボーカルが素晴らしいなど、ジャズ向きとかクラッシック向きといった特徴があるようには思われません、音色については、カートリッジの方が影響が大きいですね。それより、調整を追い込むと、どんどん情報量が増えていって音がしっかりしてくるのが素人でも分かります。本当にアナログというものは不思議なものです。
●現在価格が$1294(≒\15万)となっています。それなりですね、\12万が相場\6万で即買いと勝手に値付け。3012となっていますが、これは3012Rです。まだ現役で立派に活躍できるアームですね。私としては、いくら性能がいいといっても、Vシリーズより、こちらの方が好きですね、見ていて美しいですから。海外のオークションにしてはめずらしく結構な価格になっていますが、アナログファン憧れの名器、まだお持ちでない方はいかがでしょうか。 |
|
|