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    April 20

    PIONEER PL-L1

    PIONEER_PL-L1 ~PIONEERが誇る超弩級ハイテクプレーヤ~

    <オークション:d82796813 PIONEER PL-L1 リニアの頂点 Ends 4月23日23時26分>

    - PIONEER PL-L1 -

    ●ヤフオクにて、パイオニアのあのPL-L1をみつけました。1978年に発売された高精度リニアトラッキング方式のハイテク高級プレーヤですね。当時私は、黒いターンテーブル、アーム、26Kgもある重量級の筐体から、何故かステルス戦闘機を連想していました。私にとってはプレーヤの頂点とも言えるものでしたが\20万はさすがに高嶺の花でしたねぇ。今でも欲しいと思わせる、パイオニア名器中の名器だと思います。ところで、リニアトラッキング方式は針がディスク上の位置に関係なく常に音溝に対して接線の状態にあるためトラッキングエラーの無い理想的なトレースを可能とするアームです。

    通常のアームは回転中心を持つスイングアーム方式でトラッキングエラーを極力少なくなるように設計されてはいるものの、オフセット、オーバーハングを使って理想的な接線状態は二点しかありません。断然リニアが優れており、日本の技術万歳!というべき方式なのですが、現実はそう甘くなくて、トレースにしたがって内周へ連続的にアームベースが移動しなくてはなりませんが、実際にはガタガタと断続的な移動しか実現できないこと、精密で故障が多い、コストがかかりすぎる、など製品スペック上の課題が多い方式なんです。おまけに、トラッキングエラーはあまり大きな問題ではないし、SMEの方が音がいいじゃないか、ということになってしまって、リニアは廃れてしまいましたぁ~ざんね~ん。

    ●PL-L1では重量級アームベースの高精度な加工でリニアトラッキングアームとしては非常に滑らかなアームの移動を実現しています。これは、パイオニアが開発したリニアDDアーム方式によるもので、アームベースの下に取り付けたマグネットに直線状のコイルを対向させており、磁力でアームを直線駆動する方式です。アームを駆動するのにギアやベルトといった伝達機構が一切ないため、アームをダイレクトに静かに駆動できます。CDピックアップのリニアモーター駆動のようなもので、当時は先進技術でした。そして、リニアトラッキングアームのもう一つの利点であるアームの実効質量を小さくでき、トラッカビリティが向上できるという点については、さらに左右対称のストレートアームとすることで効果を高めて います。PL-L1はどうしても、アームが目に付きますが、実はそれだけでなく、モータも優れているんです。

    PLL・DCサーボ・ホールモーターを採用し、IC14個、Tr12個、ダイオード16個、3つのホール素子と制御回路もなかなか複雑そうです。機構にも凝っていて、SHローター(StableHangingRotor)という技術をPL-1に搭載しています。従来は独楽のように底部にあったローターの支点をターンテーブルのすぐ下として、ターンテーブルの重心と支点の位置をほぼ一致させた機構です。これによって、ターンテーブルの不安定動作をなくしてPLLサーボをかける以前のターンテーブルの裸特性をきちんと安定させることを可能とした優れた技術です。この結果、ワウフラ0.01%WRMSという高度な回転精度を実現しています。直径32㎝アルミダイキャスト製の重量級のターンテーブルは慣性質量が380kg・cm2、高トルク2Kg・cmとなっていて、これを支えるキャビネットも、高密度重量級パーチクルボード製でプレーヤーシステム全体の重量が26Kgとなっていて大人一人では運搬できませんね、、。

    ●黒くて丸いダイヤルをくるくる回すと、リニアトラッキングアームがすうっとうごくんです、まるで浮いているかのようにすうっと、、、この動作が好きでたまりませんでした。音は、確かに良かったですね。クリアな音なんですが、繊細で頼りないということはなく、低域もスッキリと出ており、ハウリングマージンの高さをうかがわせます。カートリッジの聴き比べにいい装置だと思いますね。


    ●開始価格うが\10万とちょっと高めなため、0BIDとなっています。パイオニア名器PL-L1ですが、アナログ市場が不調ということもあって、いまどきでは\5万が相場、\1万で即買いと勝手に値付けいたしました。そうはいっても、憧れの名器だと思います。アナログに興味のあるかたはいかがでしょうか。

     

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    April 06

    JBL C46 MINIGON

    JBL_C46-Minigon ~JBLのあのミニゴン~
     
    <オークション:m50001260 JBL MinigonミニゴンC46 Ends 4月7日22時17分>
     
    - JBL C46 MINIGON -
     
    ●ヤフオクにてJBLのあのミニゴンを見つけました。1959年に発売されていたJBLのレンジャー・ミニゴンで、メトロゴンと同時期の発売なんです。この時期のJBLはエンクロージャの型番とユニットの組み合わせ型番がありました、それで、ミニゴンはC46エンクロージャとなります。搭載されるユニットの組み合わせは、LE10+LE30+LX3のS5タイプとLE8のフルレンジタイプとがありまして、今回はそのS5パッケージが搭載されています。ミニゴンはレンジャーシリーズとしては、パラゴン、メトロゴンに続くもので、シリーズ最小型です。設計者のリチャード・レンジャーについてですが、彼は、レンジャートーン社の社長だったそうで、その彼が、パラゴンの基本設計を持ってJBL社長ウィリアム・H・トーマスに会い、反射パネルを用いたシアター用システムを家庭用のスピーカー設計に応用することを提案したんですねぇ。これが一連のレンジャーシリーズ誕生の始まりとなったわけです。
    トーマス社長はこの時、後のJBL社長となるアーノルド・ウォルフを雇っています、1957年の事です。どうもレンジャーのアイデアだけでは低音ホーンの特性などは未完成だったようなんですね。それで、ウォルフ率いる開発チームを立ち上げパラゴンが完成したというわけです。ちなみに、この開発チームには、あのハーツフィールドを世に出したウィリアム・ハーツフィールドも加わっていたようです。さて、パラゴンが1957年に開発され58年から販売されることになりましたが、シリーズものは最初がすばらしいとそれに続くものがだんだんシュリンクしていくのが世の常というものです。メトロゴン、ミニゴンもパラゴンの低域ホーンは省略されています。ミニゴンでは、センタのリフレクタの効果すら疑問なところで、パラゴンだけが本格的なコンセプトで開発されており、それ以外はシリーズモノでデザイン優先となっている感があります。
     
    ●ミニゴンC46エンクロージャーは横は80㎝のエンクロージャが左右二個組み合わさっている構造でパラゴンのよう真ん中のリフレクタパネルでつながっているわけではなく、左右は分離しています。離してセッティングもできますが、そうやっている人は見たことがありません。縦32㎝、奥行40㎝と、パラゴンに比べると本当にミニサイズです。そして、ユニットにはフルレンジの名機LE8が搭載されたシステムと2WayのLE10+LE30+LX3構成のS5パッケージがあったわけですが、実は他にも基本設定にはありませんが、クロスオーバを変更してLX11にしたものや、LE10A+LE20S+LX11にしたりといろいろバリエーションがあったようです。
    さて、今回のウーハーLE10はアルニコマグネットで16Ω仕様、JBLの25㎝ユニットを代表する名品です。L77などにも搭載されていていますねぇ。トゥイータはLE30でこれもアルニコマグネットの16Ω、アルミドームトゥイーターという珍しいものです。これは、製造期間も短かったようなので、ミニゴンにこのトゥイータがついているかで、希少価値が決まってしまう程のユニットです。部品として用意したくてもなかなか市場に出回っていません。アルミドームがむき出しになっていて、金属っぽいキンキンの音が特徴的となりそうですが、そこはJBLです、金属ツイーターの割には柔らかい音色なんです。ネットワークのLX3はLE30専用でクロスオーバは1kHzです。

    ●レンジャーシリーズ特有の中央のリフレクタパネルの効果で部屋全体に美しい音色を響かせてくれるという評価もありますが、構造から見て効果の程は???ですねぇ。弦楽器の音色は素晴しいですが、現代のシステムのようなワイドレンジなシステムではないので、ハイエンドオーディオとして楽しむのではなく、ミニゴンでしか味わえない当時の雰囲気を余裕で楽しむといった感じですねぇ。サブシステムとしての価値だと思います、、、すごいサブシステムになりそうですが、たぶんそれほどの方が使って初めて価値がでるのでしょう。
     
    ●開始価格が\58万と高めなため0BIDとなっていますね。程度が普通のもので\40万が相場、\25万で即買いと勝手に値付けいたしました。今回は程度が大変良いようなので、どうしても欲しい人にとっては相場よりも質を優先してゲットしておくのがいいのかもしれませんね。もう手に入らないかもしれませんし、、、、というのは私も良く分かっているのですが、、分かっていても手を出せない~。
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