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    November 24

    EXCLUSIVE F3

    EXCLUSIVE_F3 ~音楽に陶酔するためのFM専用チューナ~
     
    <オークション:t94796969 EXCLUSIVE/F3/FM専用チュ-ナ- Ends 11月25日1時42分>
     
    - EXCLUSIVE F3 -
     
    ●ヤフオクにて、エクスクルーシブのあのF3をみつけました。1975年の発売で、パイオニアがEXCLUSIVEブランドでFM専用チューナの最高峰として\25万で発売したものです。C3、M4とのコンビネーションを考えているはずなのですが、なぜかFM3だけブラックフェイスでデザインが合っていないように思えますよねぇ。仕上げもすばらしく風格さえ感じさせる逸品だけにコンセプトに疑問が残ります。
    とはいえ、パイオニアが威信をかけて開発した超弩級チューナであることは確かです。手作りで贅を尽くして造られたチューナーで、パーツや仕上げなどは次元が異なるものです。ウッドキャビだけで普及クラスのチューナーが一つ買えるくらいのコストがかか っていると言われていますし、重量も16kgを超える大型・重量級で、私の持っている、つまんで持ち上げられる1kgくらいのトリオの格安チューナとは比較になりませ~ん。
     
    ●当時はまだバリコン式チューナーで、ドリフト防止が大きな技術課題でした。そこでパイオニアはAPC(AutomaticPhaseControl)という技術を開発しF3に搭載しました。これによりフェイズロックを実現しドリフト排除を実現したのです。APCは水晶発振を利用し受信周波数を100kHz単位でロックできるようになっています。チューニングスケールが100kHzごとにステップ的に支持する正確さをもったもので、容易に正確なチューニングができるようになっています。
    メーターはシグナル、チューニング、マルチパス、ピークレベルという4つの高精度なアナログ式メーターを備えていて測定器みたいですがこんなに使うのでしょうかねぇ。
    さて回路ですが、フロントエンドはデュアルゲート型MOSFETを採用したRF2段増幅、7連バリコンのAPC方式です。IF段はバンド幅切り換えが可能な超広帯域直線検波器が搭載されています。更に、ワイドバンドに歪み特性に優れた8次のLCフェイズリニアフィルターの採用、MPXにはPLLを使用したダブルバランスNFB方式を採用しています。ダブルバランスNFBは聞き慣れない言葉ですが、これは位相比較により安定した動作をするPLLの採用によりMPX復調信号はパイロット信号と位相が正確に一致した方形波となるので、ダブルバランス型の回路に通すことにより復調信号の漏れが抑えられ、NFBによりさらにその影響による歪みが極小化される、、、、、らしいいです、、、。
     
    ●一台一台実測値データが添付されており、まさに高級品というイメージです。オーディオ回路は最高級のパーツでディスクリートに組まれたもので、出てくる音はしっかりとしていて、臨場感を感じさせるものとのこと。今となってはスペックはまあ普通なんですけど、ボーカルの生々しさなど評価の高いチューナです。
     
    ●開始価格\16.5万なので0BIDSです、、、でしょうねぇ。本来なら高値取引されるべき超弩級チューナなのですが、このご時勢とチューナ自体の価値を考えると、\10万が相場、\5万で即買いと勝手に値付けしました。ちょっと残念ですが、いまどきFMチューナというとこんな感じですねぇ。そうはいっても、本当に超弩級なんですが。
    600x320-2008031500228600x354-2008031500231600x450-2008031500232
    November 09

    Dahlquist DQ-10

    Dahlquist_DQ-10  ~マランツ共同開発の傑作~
    <オークション:260299849320 Dahlquist DQ-10 Mirror Image Ends Buy It Now>
    - Dahlquist DQ-10 -
     
    ●イーベイUSにてあのダルキスト社のDQ-10を見つけました。当時シュリロの扱いで\25万くらいで販売されていたように思います。他にもサブウーハーがあったと記憶しています。Dahlquist社はジョン・ダルキストによって1970年代に設立されたアメリカのメーカです。現在でも社名は残っていますがホームシアター系のシステムを販売するカナダ籍の会社になっているようです。驚くべきことは、クラッシックのダルキスト製品をレグナーというアメリカの会社が今でもメンテナンス、部品販売を継続していることですhttp://www.regnar.com/。アップグレードサービスというのもあるんですって、すごいでしょ。中でも、DQ-10はダルキスト社初のスピーカシステムで、ソウル・マランツとジョン・ダルキストの共同開発と言われている噂のシステムなんです。というわけで発売から30年も経っている骨董スピーカなんですねぇ。
    前面はメタルメッシュのカバーの上にクロスネットで覆われ、背面もメタルメッシュでカバーされています。どこから見てもQUADのESLに似ておりコンデンサー型と思えるのですが、5ウェイのダイナミック型スピーカーなんです。下部エンクロージャにはウーハだけが収められていて、あとは平面バッフルで上に乗っています。今回の出品は画像が分かりやすく、平面バッフルが変な形をしているのが良く分かると思います。
     
    ●DQ-10は当時のスペックとしては驚異の広帯域だと思います。スーパートゥイータの採用で27kHzという高域まで再生可能としているんですねぇ。84dBという低能率ながらf特は35~27kHzとなっています。下部のエンクロージャは低域用の密閉箱で、25cmコーン型ウーハーユニットが搭載されています。影で分かると思いますが、私の印象では残りのユニットはバラック組みのような雑さにしか見えません。しかしシュリロ曰く、位相を考慮して独立したサブバッフルに搭載しているということです。
    中低域には12cmコーン型ユニットがサブバッフルと称する平面板に取り付けられています。ユニットのフレームが8角形をしていて、これは見たところフィリップスのユニットのようです。バックチャンバつきのユニットでちょうどダイヤトーンのTW-25みたいな感じです。中域は7.5cmのドーム型でオーダックスのような長方形のユニットです。高域も5cmのドーム型ユニットで、それぞれサブバッフルが上下に取り付けられて、中低域バッフルの隣に並んでいます。超高域は3cmのピエゾ型圧電ユニットにディフューザ付きホーンが取り付けられて、中低域のサブバッフルの隅に取り付けられています。
    クロスオーバーは400、1k、6k、12kzとなっています。440Hz近辺でのクロスが私は好きではないので2ウェイ以上のマルチが嫌いなのですが、DQ-10も400Hzでのクロスになっています。残念とも思えますが、つなぎが悪いなどという評価はなく、むしろこれが売りのようで、同社が特許を取得したタイムアライメント技術というのがそうで、PhasedArray方式というそうです。バッフル板が4分割されているのはユニットの前後位置を変えるためで、ユニット毎に遅延特性を持たせたネットワークと合わせて、クロスオーバ付近のつなぎや聴取位置での位相特性を改善することを目的としています。このためLR対称型のデザインとなっているんですねぇ。
    ネットワークですが、低域と高域で独立した構成となっています。当時はバイワイヤリングという考えがなかったので、端子は一つですが、ネットワークで、バイワイヤリングに簡単に変更できそうです。コーン型からの逆起電力をドームの高域系に回さないように改造できそうですねぇ。また、低域とトゥイータにはヒューズが保護回路として直列に挿入されています、、音だいじょうぶですかねぇ、、。

    ●ドーム型の中高域とコーン型の中低域の組み合わせなのでどうしても低域が厚めの傾向になりそうですが、スタンドで床面での低音反射を抑えるなどでバランスを取る工夫もされていますね。フェイズアレイ方式の採用で定位のよさと広帯域の伸びは特筆もの。マルチウェイながら広帯域のフルレンジで聞いているような定位のよさと高域までのスムーズな伸びが素晴らしいシステムで、さすが名器ですねぇ。
    音像がクッキリして楽器やボーカルの定位がとても良く自然で、コンデンサ型より中低域に厚みがあるようです。音場再現に優れており声楽や器楽は今でも存分に堪能できる性能を持っているといえますねぇ。ボーカルでもジャズでも、室内楽でもいけるのでしょうかね。後面開放型でもあるので、セッティングの楽しみ(苦しみ?)は色々ありそうです。
     
    ●即売価格で$949.95(≒\11万)となっております。程度は良さそうですが、名器ですが骨董ということもあり、\15万が相場、\8万で即買いといったところでしょうか。定位の良いマルチウェイとしては秀逸な作品です。もう滅多に出ない逸品をいかがでしょうか。
     
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    November 01

    QUAD コーナーリボン

    QUAD_CornerRibbon ~QUADの広帯域スピーカ~
    <オークション:200263832728 SQUAD Corner Ribbon Speaker  Ends Nov 14, 2008 12:00 PST>
    - QUAD Corner Ribbon -
     
    ●イーベイUKにて、QUADのあのコーナー・リボンをみつけました。めったに見かけませんが、老舗ブランドQUAD社の最初のスピーカです。QUADは私の大好きなブランドで、1936年にピーター・ウォーカ氏によってロンドンに設立されました。Acoustical Manufacturing Co.Ltdというのが正式名称でしたが、QUADのブランド名が世界的に有名となる中、1983年になってようやくQUAD社に社名を変更したのでしたぁ。QUADというのは、アコースティカル社が発売しているオーディオ製品のブランド名だったわけです。売れすぎてナショナルがテクニクス社に社名変更するようなものですが、、テクニクスの電球なんて、、、こちらは違和感ありますねぇ。
    その、ピーター・ウォーカ氏は1916年ロンドンで生まれ、惜しくも2003年12月10日に死去されました。アコースティカル社は最初はロンドンで創立されたわけですが、戦火を逃れるため1941年にハンディントンに移転し、以来ずっと名器を作り続けていました。最初はトランスだけを作っていまして、ハイファイアンプを作り始めたのは1940年代の後半からなんです。まだSPレコードの時代ですね。ピーター・ウォーカ氏が第一線を離れた後、1995年にVerityGrpの傘下に入ってからは迷走を続けてしまっており大変残念です。
    さて、このQUADというのは四駆という意味ではなくて、Quality Unit Amplifier Domesticの頭文字です。家庭でレコードを聞くために最適なシステムを提供することを目的として製品開発されてきたわけですが、特にアンプはその音の良さと安定性からプロ用としても長く愛用されてきた超名門ブランドです。製品開発に長期間をかけるのも特徴で、70年以上経つ会社なのに、プリアンプはQA12/P、QCⅠ、QCⅡのモノラル3機種、22、33、34、44、66、77、99のステレオ7機種という少なさです。これにレプリカを含めても日本メーカの1年分の機種数くらいです。5シリーズが抜けているように見えますが、520、510という業務用のアンプにあてられています。ちなみにESL57の次はESL63で1963年から開発が始まって、実際に発売されたのは1981年です、、、。大好きなブランドなもんで、前置きが長くなってスイマセン。

    ●1953年にQUADⅡという名器パワーアンプが発表されていますが。その前の1949年に同社で始めて発売されたスピーカシステムがこのコーナーリボンと呼ばれるシステムです。実際にはQUAD初のアンプQA12/Pが発売される年、1948年にコンサートラビリンスⅡが発売されたのが最初とも言われていますが、、。さて、今回の出品は1949年にトゥイータにリボン型を採用したコーナー型の製品Corner Ribbon Loudspeakerとして発売されたものです。QUADといえばエレクトロ・スタティック型と思っていましたが、ESLは次機種である1957年のESL57からなんですね。1949年当時はLPレコードが実用化され始めた時代で、まだハイファイとかワイドレンジは憧れレベルでした。
    そんな中で、リボン型ユニットを高域に採用した非常にワイドレンジな再生で、大変話題となった製品です。中央上部にL字型についている部分がリボン型のトゥイータです。どうしてもウルトラマンに見えてしまいます。このトゥイータはスタンリー・ケリーの開発によるもので、後にデッカ・ケリー・リボントゥイータとして今日に受け継がれています。
    低域はというと、これがまたあのグッドマンのAXIOM150フルレンジユニットが採用されているんですねぇ。これをダブルアコースティックフィルター付きの高さ34インチ、幅24インチのコーナー型エンクロージャに収めたものとなっていて、そのバランスの上にスムーズなサウンドが多くのファンを獲得した。
    余談ですが、同時期にピックアップも発表されました。当時大変話題になった高性能なリボンピックアップです。形が変わっていて回転部がよくわかりません、鉄棒を折り曲げてその先にピックアップがついているようなんです。これを製造していたのはアコースティカル社ではなく、スコットランドのフェランティ社というところです、何が話題かというと、当時いたエンジニアがD・T・ウィリアムソンといいます。ウィリアムソンアンプの設計者その人なんです、そのウィリアムソン氏とピーターウォーカの共同開発といわれています。
     
    ●QUAD大好きの私にとってまだ見たことも聴いたこともないというのがまことに残念でなりません。当時としてはそのワイドレンジで大変なものだったようですが、現代ではLP再生に的を絞ったちょっとナローレンジでそれでいて音楽を心地よく聴けるスピーカではないかと勝手に想像しています。お持ちになられている方はきっとスゴイ人でしょうねぇ、大切にしていただきたいものです。まだ聴けるようでしたらぜひ感想を。
     
    ●歴史的価値まで付加されてしまいそうで、US $2584(\約28万)と結構な価格のため0Bidです。確かに価値のある逸品ではありますが、オーディオ機器として性能から評価すると15万が相場で8万で即買いと勝手に値付け。骨董価値やコレクション価値など言えばキリがないほど価値のある製品です。ちょっとイギリスから持ってくるのが大変ですが、いかがでしょうか。日本に1台くらいあってもいいと思うのですが、、誰か持ってませんかぁ、、、。

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