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November 17 SEQUERRA MODEL1SEQUERRA_MODEL1 ~FMチューナの臨界作品~
<オークション:200172676258 Sequerra Model I FM Tuner Ends Nov-17-07 18:48:54 PST>
●イーベイUSにて、SEQUERAのあのMODEL1をみつけました。当時\150万位した超高性能機で、開発者は社名そのまま、セクエラ氏です。ディック・セクエラは、1960年にマランツであのModel10Bを開発した設計者で、高周波の超天才エンジニアとして有名です。残念な事に、凝り過ぎの開発でマランツを資金難にしてしまい、マランツを去ることになってしまいます。この後、自分の名を冠した会社SEQUERRAを創設したわけです。そして、自分の思うままの設計で作り上げた超高性能マシンがこのMODEL1で、1970年の発表です。 ●使用している部品の次元から違うと、当時RFエンタープライズが宣伝していたのを覚えています。FM専用チューナなのに、オシロスコープを搭載していたり、ボタンがやたら一杯あったりと、ほとんど測定器といった面持ちです。
●ほとんど通信機のノリですが、音はどうなんでしょうか。当時としては画期的だったのでしょう、今でも音質は素晴らしくとてもFMとは思えない、など絶賛する方もいらっしゃいます。今日のFM放送ではソース自体の音質が低下していることもあって、FM自体に期待できないのが残念なところです。
●価格はすでに$2000からのスタートでしたが、$2225(≒\25万)となっており6BIDSと高額でもなかなかの人気です。程度もなかなかで、ケースもついているようです。日本では、\30万が相場、\20万で即買いと勝手に値付け。相場はこんなもんでしょうが、いまどき、FMチューナに大金を払う人は少なく、10万を切らないとFMチューナそのものを買う気にはならないですが、まあ、何といってもセクエラですから、その倍までなら何とか、、、という感じですね。更に、周波数帯の問題と輸送重量の関係で、入札する日本人はいないでしょうが、めったに出ない超名機ですから、、。 November 11 SANSUI SX9700SANSUI_SP-X9700 ~サンスイのてんこ盛り~
<オークション:270183828360 SANSUI SP-X9700 SPEAKERS Ends Nov-11-07 16:46:31 PST>
- SANSUI SP-X9700 -
●イーベイUSにて、SANSUIのSP-X9700というスピーカを見つけました。外見がケンウッドのKL-888とそっくりです。コピーじゃないのっていうくらい似ていますが、実は、両方ともアメリカ向けの輸出専用モデルなんです。幸か不幸か?日本では発売されていません。アメリカ人好みなのか、470cm×69cm×27cmのキャビネットにぎっしり詰め込まれているのが共通の特徴ですね。
●とにかくてんこ盛りスピーカです。17インチ(43cm)コーン型ウーハー、8インチ(21cm)のコーン型ミッドレンジ(なんとも中途半端な口径ですねぇ)。しかも、280Wという巨大耐入力で100dBを実現するために、トゥイータは171x59mmのホーンタイプを二発、スーパートゥイータは2インチ(5cm)のコーン型を何と三発使っています。つまり、合計7ユニットで構成されているんです、まさにてんこ盛りでしょ。これらのユニットが47cm×69cmのバッフルにぎっしり詰まっているわけです。このくらいのてんこ盛りサービスをしないとアメリカでは売れなかったらしいです。ウーハーの右下にポートが見えますね、バスレフタイプでウォールナットのツキ板仕上げとの事です。重さは21kg、ネットはサンスイ得意の木製格子です。
●大口径コーンに非力な磁気回路でブーミーな低音を再生、ハデな高域でドンシャリ系になったようですが、当時はこれが良かったのだそうです。クラッシック向きとかジャズ向きとか、音楽に合うかどうかというより、ズンズンキンキンとハデに鳴り響くのがスカっと気持ちいいのではないでしょうか、気分が良くなるスピーカだったりしてね。そう考えるとなんだかアメリカ人が好みそうな感じもします。音を聞き分けたり、じっくり聴こうとする日本人には全く馴染めないでしょうが、気分が良くなるサブシステムとして持っていたい気もします。
November 01 ElectroVoice Patrician 800<オークション:150175740979 EV Electro-Voice Patrician 800 Pair Ends Nov-04-07 09:31:35 PST>
- ElectroVoice Patrician 800 -
ElectroVoice_Patrician_800 ~パトリシアン最高位の威力~
●イーベイUSにて、エレクトロボイスのあのパトリシアン800を見つけました。パトリシアンは大型スピーカで、アメリカの古い大型スピーカは東西で二分された流れがあるといえます。西海岸の映画産業をバックに発展してきた、いわゆるウェストコーストサウンドというべきもので、ウェスタンエレクトリックを原点としていて、ランシングを中心に発展したしたJBL、アルテックがその代表ですね。これに対して、イーストコーストサウンドは、更に古い歴史で独自の音色を築いておりまして、ボザーク、エレクトロボイスがその代表です。さて、創業以来ミシガン湖の東岸「ブキャナン」に本拠を構えるエレクトロボイス社ですが、その最高機種というべきパトリシアンシリーズの、そのまた最高峰パトリシアン800が登場しました。ちょっと、ネットが崩れていて、絵的には今一歩なのですが、、(後で替えるかも)。そうはいっても、パトリシアンは家庭用最高級機種として長年にわたり、君臨してきた象徴ともいえる機種です。
●パトリシアンは箱なりを巧く取り入れた設計になっています。パトリシアンに限らず、当時は今風な箱なりを押さえ込もうとするのではなく、箱なりを使って、ユニットとマッチさせ高性能なシステムに仕上げようとしていた時代でした。チューニングに非常に時間のかかるこの手法は、かっての高級スピーカでは常套手段でしたが、今となっては時代遅れの手法です。しかし、現代スピーカでは味あうことのできない、余裕の音との出会いに音楽が持つ本質に触れることができるように思います。パトリシアン800は76cm口径の巨大なウーハー30Wを採用しています。サイドの開放口から更にエンクロージャの後ろにくる壁面を利用してエアーローディングをかける方式だと思っていたのですが、このエンクロージャにはサイドの開放口がありません。ユニットは、30Wの巨大ウーハから、ウーハーSP-12M、ミッドレンジ1824M/8HD、トゥイータにT-350を搭載しています。ネットワークはX1835、低域にはVLFと表示されます、中低域、中高域は、LF、HFとなっていて、LC回路でネットワーキングしています。高域はVHFとなっていて、容量の小さいCで高域をパスさせています。アッテネータはLF、HF、VHFについています。クロスオーバーは、100、800、3500Hzで、マルチアンプ駆動も可能となっています。
●エレボイ特有の豊かで響きの良いサウンドが魅力です。パトリシアンはその構成からもお分かりと思いますが、低域のエネルギーレスポンスの確保にその設計のポイントが置かれています。ユニットの強力な磁気回路とドライブ能力の高いアンプを使うことを前提とした現代スピーカの設計手法と大きく異なるところです。低域レスポンスに無理のないパトリシアンの魅力は、何といっても軽快ながら響きのある低域、開放感にあふれた伸びやかな音色にあるわけで、旧世代の超大型スピーカシステム設計の歴史の中で、ホーン型エンクロージャと軽量高能率ダイアフラム型振動板ならではの、余裕のある再生音がもたらす至福の音楽の魅力を、パトリシアンは色濃く備えていますね。 ●開始価格は$9,999(≒\120万)となっておりなかなか高価格です。とはいえ、あのパトリシアンですから、日本で考えると半額程度になるのでしょうか、ちょっと概観が良くないので、0BIDです。外観が悪いのは致命的だし、中身も?と思いまして、\100万が相場、\70万で即買いと勝手に値付けいたしました。アメリカから個人で購入して運んでくるのはほとんど不可能に近いと思われます。程度が良ければ日本では\200万以上の相場となりますね。スピーカシステムの夢と理想に、費用、人材、時間を無視して挑戦し、到達しえた名機です。現代スピーカとは別の次元の音楽を手にしたい人はぜひ。ただし、、、デカイです。 |
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