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    October 25

    LEAK TL-12

    LEAK_TL-12 ~歴史を超えるポイントワンの実力~
    <オークション:200266213934 All Original Pair Leak TL12 Tube Amplifiers With KT66 Ends Oct 28, 200811:41:21 AM PDT>
    - LEAK TL-12 -
     
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    ●イーベイUSにて、リークのあのTL-12を見つけました。とても古いアンプです。リークとはHarold.J.Leak & Ltdという会社のことで1934年に創業されています。リーク氏自身は、当時映画産業における音響システム開発に携わっていました。さて、今回のTL-12ですが、出力管にKT66をP.Pで用いた12W出力のモノラルアンプで、当時BBCモニターLSU/10のアンプに使用されていたことでも有名です。
    TL-12は1948年の発売で27ギニーでした、ちなみに同時期に発売されたプリアンプはRC/PAといって9ギニーでした。またまたついでですが、1ギニーは21シリングに換算できて、20シリングで1ポンドです。さらについでですが、1971年以降は1ポンドは100ペンスとなっていま~す、、ついででした。

    ●歪はもちろんポイントワンなので0.1%です。DF20、出力12Wで、出力にKT66のPP、整流管GZ32と一見オーソドックスなつくりに見えますね。
    しかしBBCモニタに採用されるなどの実力機で、この時期からすでにトリプルループのフィードバック回路を採用、KT66を自己バイアスの三結で使用、3段増幅構成で初段は反転回路と直結にせずに12μを介して安定性を重視しています。この安定性という点では随所で凝ったつくりが見られます。初段管のバラツキによって電圧が変動することを避けるために初段のスクリーングリッドに1MΩの抵抗を入れてアースに落としたり、出力管のグリッドには高域発信防止用の10kΩの抵抗が直列に挿入されていたり、バイアス抵抗がプッシュプルの各管にそれぞれついていて1本が壊れてもとりあえず音がでるようになっていたりなどです。
    内部配線も見事なもので、非常にメンテしやすいプロ用途を意識したつくりです。専用のコネクターでのSPターミナル、綺麗に配置された真空管と、トランス。トランスのように見える端のケースには、コンデンサーが入るなど、概観にも凝っていると思われますが、実は、部品の配置はちょっと替わっていて、これは、部品配置=デザインよりも、内部配線を優先して設計しているからなんです。

    ●ヒータがAC点火になっているためハムが出やすいはずですが、そうではなく特にクセもなくて聴きやすいアンプのようです。音は、もちろん昔の音なんですが、落ち着いた音で、意外とピアノの音がいいようです。私は使ったことがないので、こんな古いアンプで?と思ってしまいます。
    高域補正がしっかりしているのはLEAKの面目躍如たるところですが、この技術によりシンバルやピアノなどがとても綺麗に聴けるというのはうなづけます。立ち上がりは甘いようですが、音の消え方がとても綺麗で、音場の雰囲気がよく、定位がしっかりしていて、音楽を聴いていて楽しいと感じさせてくれる数少ないアンプと、もう愛好者絶賛状態です。


    当時はウィリアムソンアンプの回路がもてはやされており、リークはあまり日本では話題になっていなかったようですが、今となっては知名度はバツグンですね。TL12plusになると回路もトランスもかなり簡略化されていて、チョークコイルも省かれていますが、初期TL-12ではあの凝ったつくりがそのままとなっています。
    というわけで初期TL-12ですがか$3250(≒\35万)で20Bidsを超えているという人気です。名器たるゆえんだとは思いますがそれにしても高いですねぇ、私にはまったく手が届きません。
    マランツやマッキンと競合してくる価格帯だとやっぱり旗色が悪くなるのでは、、と思い、\20万が相場で\10万で即買いと勝手に値付けしました。オブジェ的に置いてもいいし、実際に素晴らしい性能をまだ出すというスゴイアンプですから、いい買い物なのかもしれませんが、、プラス送料と保険で、、、。